負けないよ､私

　私の故郷は美濃です｡ 美濃は高雄県の東北側の郊外にあります｡ 人口は五万人くらいいます｡ 美濃は田舎ですから､山と川がよく見えます｡ 美濃の夏はすごく暑いですが､自然の中から､風が涼しいです｡ 夜もとても静かです｡ 蟲の鳴き声と風が木の葉を吹くられる声しか聞こえません｡

　美濃の交通はとても不便です｡ 自分が車を運転しなければなりませんし､その道も狭いし､ちょっと危険です｡ それでも､美濃の食べ物は安いし､美味しいです｡ そして､美濃の周辺は綺麗な景色もたくさん見えます｡ 近所の子供たちが小さい河流の横で魚を釣る姿も､畑の中で果菜の世話をしている人たちの姿も､畑の真ん中に立っている案山子もあっちこっち見えます｡

　美濃は私の母の出身地です｡ 私の外祖母は私が小さい時に亡くなりましたから､今､私の外祖父と一番上の伯母さんがそこに住んでいます｡ 家の房舎は二つあります｡ 一つは今､外祖父と伯母さんが住んでいます｡ そして､もう一つはすごく古い屋敷です｡ その古い屋敷は旧家と言います｡ 私と兄弟三人が子供のときによく旧家で遊んでいました｡ 昔の旧家の外に大きな木がありました｡ 私たちはその木を攀じ登って桑苺を食べることが大好きでした｡

　美濃は少しずつ進歩していますが､やはり都市化が遅いから､ほとんど美濃の若者が仕事のために外地に出できました｡ 今の美濃はもう昔のようなにぎやかくないですが､蟲が嫌いの私にとって美濃は一番好きな田舎です｡